この曲は,この歳になるまでずっとバッハのメヌエットだと信じていた曲です。
私が持っている楽譜にも「バッハ作曲」と書いてあります。
ピアノ発表会でもよく弾かれる曲ですが,やはり「バッハのメヌエット」という題名でプログラムに載っていました。
最近小学校の音楽の教科書に鑑賞教材として取り上げられているのを知りましたが,なんと作曲者がペツォルトとなっているではありませんか?え!どういうこと?
調べてみると最近の研究で,実はバッハでなく同時代の作曲家でオルガン奏者であったペツォルトの作品であることが分かったとか。びっくりしました。で,改めて弾いてみました。この時代の曲は装飾音など演奏者の即興演奏に委ねられるとこが多いそうですが,弾きながら遊べる要素がたくさんあり,何だか童心に戻ったような楽しい曲だなと改めて感じました。
「おもちゃのシンフォニー」も昔はハイドンの作品だと言われていましたが,今はモーツァルトの父のレオポルト作ということが分かっています。おもしろいですね。
J.S.バッハ / Chr.ペツォ ールト メヌエットト長調