毎週日曜日にショパンの生家で行われているピアノリサイタルですが,今日のピアニストは韓国のイ・ヒョクさんでした。(写真はChopin Instituteのライブ配信ページより)
イ・ヒョクさんのことを初めて知ったのは浜松国際ピアノコンクールです。飛び抜けた才能をもち,天才肌のピアニストだと思いました。ファイナルではラフマニノフの3番を弾き,2位の牛田智大さんに次いで3位入賞でした。
そして満を持して昨年の秋のショパン国際ピアノコンクールに登場です。浜コンでファイナルにともに進んだ牛田さんは,まさかの2次予選で終わりましたが,イ・ヒョクさんはファイナルまで残りました。ファイナルでは入賞はなりませんでしたが,素晴らしい演奏を聴かせました。ピアノだけでなく表情がとてもかわいい。弾き終わった後の満面の笑顔,もう見てるだけでキュンキュンします。華があるピアニストですね。
このりさいたるでの演奏,舟歌が大好きです。一粒一粒の音がキラキラと輝いていて,ドラマチックで繊細。最後の英雄ポロネーズは圧巻。スピード感が心地よい。堂々とした響きでスカッとします。全て弾き終わった後,立ち上がってお辞儀をするときの満面の笑顔。これ,これ。これを見たかった。
チョ・ソンジン,イ・ヒョク,イム・ユンチャンと,最近の韓国の若手ピアニストはすごいですね。