森の小人のブログ

体重を落としたい。長年の夢をやっとかなえました。次は健康と人生の楽しみの両方をめざして暮らしていきます。

【真央くんたばこ吸うの?】

チャイコフスキー国際コンクールで2位受賞のピアニスト,藤田真央さん。この方の演奏を聴くと幸せホルモンが脳から分泌されるのを感じます。特に,モーツァルトピアノソナタはもう天使の音楽。天衣無縫,純真爛漫,音楽の美しさと楽しさを指先から紡ぎ出すさまは,音楽の神が人類に遣わした天使の奏でる音楽そのものです。

チャイコフスキー国際コンクールでも,「君はモスクワっ子にモーツァルトを教えるために来たのかい?」と言われるぐらい,評価が高かったそうです。一昔前は,アジアの果ての日本人に西洋音楽が分かるはずがないという目で見られた時代もありましたから,隔世の変化です。

 

さて,藤田真央さんの師であるピアニストの野島稔さんがご逝去され,野島さんの思い出を藤田さんが語る記事が出ていたのを見かけました。野島さんは子どもの頃から藤田さんに注目され,東京音大では学長でありながら藤田さんのレッスンをされていたそうです。藤田さんにとっては野島さんは雲の上の存在。愛煙家の野島さんに近づきたくてご自身もたばこを吸っていたというエピソードが書かれていました。

 

え!藤田真央さんがたばこ?ちょっと待って。あまりにもギャップが大きすぎて思考停止になりました。童顔の藤田さんはアイスクリームをペロペロなめている絵なら想像できますが,たばこを吸っている姿は想像ができません。

 

別の演奏会でもアンコールの後にトークをされ,そのときにたばこの話をされています。愛煙家なんですと語り始め,でも禁煙を試みているとか。コンビニにたばこを買いに行けば,童顔の藤田さんは必ず年齢確認を求められるとか。

 

今の藤田さんはどうなんでしょう?精力的に演奏活動をされ,ストレスも多いでしょう。ストレス解消のためにたばこを吸われていたこともあったのでしょうね。でも,真央くんはまだまだ若い。その若さからたばこを吸うクセが付いてしまったら,健康がとても心配です。たばこは習慣化しますから。真央くんのピアノをこれからもずっと聞いていたいので,くれぐれも健康にだけは気をつけてください。

 

追記

私の大学時代の恩師が桐朋学園大学で野島稔さんと同期でした。レッスンの合間に野島さんのエピソードを話してくれたことがあります。

「野島くんはね~,どんな曲でもはじめはものすご~くゆっくりゆっくり練習するんだよ。」

一音一音確かめながら弾き始め,曲を作っていかれるのですね。初見でぱらぱらっと弾いてしまうのでなく、そんな堅実な歩みがあったのですね。ご冥福をお祈りします。

ショパン:スケルツォ/即興曲

ショパン:スケルツォ/即興曲