メルカリは中高年が活用しているというニュース
先日のYahoo!ニュースで「メルカリ」にはまる中高年が急増の「意外な事実」と「納得の理由」という興味深い記事を読みました。フリマアプリは単にものを売るだけでなく，取引の過程での相手とのコミュニケーションに人とのつながりを見いだしている。それがコロナ禍以降での人とのつながりが希薄になっている中高年の孤独感を和らげているというものでした。
なるほど。確かに。不要品や中古品の有効利用のためのフリマアプリにそんな効用があったとは。
メルカリを始めたきっかけ
中高年の一員である私がメルカリを始めたのは，定年退職のタイミングです。それまで仕事上必要だった専門書が山のようにあり，捨てたいけ捨てられない。本棚をすっきりさせたい。それがきっかけでした。職場の同僚でメルカリを使いこなしている人に一緒にアプリのインストールから最初の登録などをやってもらい，売買の方法も教えてもらいました。
私がはじめの頃出品していたのは，本，ピアノの楽譜，ほとんど使っていない文房具などでした。本，特に専門書は早く買い手が付きました。慣れてくると，肥満時代に着ていた服もサイズアウトしてかなり眠っていたので，それもどんどん出品しました。
逆に私が買ったのは，今は手に入らないディズニーグッズです。昔パークで買ったプーさんのグッズでもう一度ほしいものを購入しました。それからコロナ禍で急に不足した手作りマスク用のマスク紐も買いました。店舗やオンラインショップで買えないものが買えるのは大きな魅力です。
取引に関わるメッセージは確かに相手を感じられる
売買の取引する課程での取引メッセージのやり取りや品物に簡単なメッセージカードをつけたりすることで，確かに人とのつながりは感じられます。取引で会ったことのない相手の人間性が見えるようです。梱包の仕方一つでも「丁寧な梱包で満足しております。」「お人柄がにじみ出る対応でした。」など，身に余る言葉をいただくこともよくありました。
通信教育での自作の参考資料を出品してみたら
今まで自宅に眠っている不要品を中心に出品していましたが，転機が訪れました。昨年，中学校英語免許状を通信教育で取得するために，リポートを書かなければなりませんでした。テキストを読んで，プロットを考え，いざリポートを書こうとはするのですが，本当にこんなリポートで合格できるのか不安でいっぱいでした。そのときメルカリで，同じ大学の通信教育での合格リポートを見つけました。もちろんリポートの剽窃や盗用（いわゆるコピペ）は厳禁です。あくまで参考資料としての活用で購入しました。書き方や論の進め方など参考になり，自分のオリジナルのリポートを書く上で，とても役立ちました。これは出品者もコピペなどの注意書きを明記していますし，あくまで模範回答集のような参考資料としてのものです。
私も無事全単位が取得できたので，参考資料として出品してみました。すると悩んでいる方がとても多く，いろいろなコメントをいただきました。社会人として働いているのに受講して大丈夫だろうか？私の英語力でついて行けるだろうか？などなど。まさに人とのつながりです。私も購入するしないにかかわらず，できるだけ丁寧にコメントを返しました。悩んでいた頃の自分と重なったからです。
中には私のリポートを購入した方から，「おかげで合格できました。」というお礼のメッセージを取引後にいただくこともありました。チームで合格目指してがんばっているような一体感がありました。ふしぎですね。人とのつながり，確かに言われてみればその通りだと思いました。
メルカリを始めるときに参考になる本
はじめの頃は，送り方やサイズの計り方などが，全く分からずに右往左往していました。そのときに本を参考にしました。この品物ならどのように梱包して，どの方法でおくればいいかなど，懇切丁寧に説明しています。
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