森の小人のブログ

体重を落としたい。長年の夢をやっとかなえました。次は健康と人生の楽しみの両方をめざして暮らしていきます。

【ディズニー】 夢と魔法の王国は,夢と魔法とお金の王国か?

どうなんだろう?

と言いますのが,東京ディズニーリゾートで「プレミアムアクセス」導入のニュースで賛否両論巻き上がっている近頃です。

東京ディズニーシーの「ソアリン」,東京ディズニーランドの「美女と野獣の物語」両アトラクションが,一人2000円で予約できるというものですね。

 

高いパークチケットの上にさらに課金2000円,これじゃあお金がないと楽しめないのか?

いやいや遠方から来ているのだから限られた時間しか滞在できない。ここはお金のことは度外視して楽しみたい。

 

う~ん。どちらの意見にも共感できます。確かに待ち時間の長さは辛いものがあります。そして,パーク内にいると世間の金銭感覚からずれて,どんどん財布のひもが緩みっぱなしなのに,さらに支出だなんてということもわかります。(初めて行ったときはペットボトル1本の高さにびっくりしました!)

 

東がTDR東京ディズニーリゾート)なら,西はUSJ(ユニバーサル スタジオ ジャパン)です。この二大テーマパークはよく比較されます。

 

私は両方とも行ったことがありますが,私の中では断然TDR派です。コロナ禍以前のパークしか知らない状況になりましたが,その限られた体験でなぜTDR派なのかわけを考えてみました。

 

TDRはそれぞれのエリアの世界観が大切にされている

世界観。これはTDRのすごいところですよね。広大なパークに時間も場所もちがうエリアが存在している。そしてエリアとエリアの境目もそれとなく上手に演出されている。(境目に水の音が効果的に使われているのは有名な話です。)

USJで感じた違和感ですが,USJにはスリリングな絶叫のアトラクションが多いことから,どこのエリアにいてもジェットコースター系のすさまじい金属的な走行音が頭上から降ってくる感じがします。これはあくまで個人の感想ですが,絶叫系ライドの好きな方にはうれしい,わくわくするパークに違いありませんが,私には苦手です。もし,静かな漁村のケープコッドエリアで,絶叫系ライドの走行音が聞こえたらどうでしょう?

徹底してエリアごとの世界観を守る。これはTDRの大きな魅力です。

TDRは途中退園,再入園ができる

私の住んでいるところからUSJは十分日帰り可能ですが,TDRは新幹線か飛行機を使い,宿泊することが前提になります。TDRは手にぽんとスタンプを押してもらい,パークの外に出ることができます。

では,なぜ外に出るか。

・疲れたからホテルに戻り,温泉につかってリフレッシュ。ベッドでお昼寝して,夜の閉園時刻までパークを目一杯楽しむ。

・パーク内のレストランがいっぱい。いわゆる食事難民。イクスピアリのレストランや近隣のホテルのレストランへ行って,テーブルサービスの食事を楽しむ。ときには交通機関を利用し,月島まで行ってもんじゃ焼きを食べる。(せっかく東京まで来たんだから)

 

○今までのTDRはパークチケットさえ払えば,買い物や食事以外の課金を気にしなくてよい

これが今までTDR派だった大きな理由の一つです。

USJファストパスのようなチケットが有料で,パークチケットとセット販売のようなシステムもあり,お金さえ払えば効率的に遊べるようになっていますよね。初めてUSJに行ったときは,さすが商魂たくましい大阪,USJと言いながらもしっかりと商売の町大阪に根付いたシステムだなあと感心した覚えがあります。

TDRファストパスがあったころは,無料なのでとにかく取りまくる。スマホのアプリを見ながら,取れるものは取る。というのも楽しみでした。そして,取れなかったら長時間並ぶのですが,私は並ぶものは1時間以内のものを選んでいました。並んでいるときも飽きさせない工夫がいっぱいあるのがTDRの実力です。キャストさんが話しかけてくれたり,隠れミッキーを探したり,その世界観にあったポスターやプロップスを見てストーリーを想像したり・・・。突然パフォーマンスショーが始まることもあります。

 

知人にソアリンに乗るために4時間並んだという人がいます。どうしてもソアリンに乗りたかったので,2人連れだったため交代で並んだり一緒に並んだりしたそうです。途中に一人がポップコーンやドリンクを買いに行くのもOKです。4時間待っても乗った甲斐があったと言っていました。ソアリンは「プレミアムアクセス」対象になるので,今後は2000円払えば短い待ち時間で乗ることができるようになります。でも,2人だと4000円ですよ。どうなんだろう?

 

まとめ

プレミアムアクセス導入後は,お金を払えば効率的に時間を無駄にせずパークを回れるようになります。ただ,2000円が高いか安いかは個人の価値観です。私だったら払わないかな?

例えばディズニーシーのSSコロンビア号の甲板でぼうっと東京湾を眺める,羽田空港への離発着の飛行機を眺める,アメリカンウォーターフロントの街並みのポスターを眺めて街のストーリーを想像する。そんな追加課金をしないでも楽しめる方法がいくらでもあるからです。やはり,私にとっては「お金」の文字がない方の「夢と魔法の王国」であってほしいのです。

 

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