森の小人のブログ

体重を落としたい。長年の夢をやっとかなえました。次は健康と人生の楽しみの両方をめざして暮らしていきます。

【久しぶりの梅酒 平成11年もの】1999年に思いを馳せる

梅酒 平成11年もの

今日は暑かったのでお風呂上がりに久しぶりに梅酒を飲みたくなりました。

床下収納庫に梅酒のびんを保管していますが,適当にひとびん取り出しました。びんに貼っているラベルを見ると,「平成11年」と書いてあり年季が入っています。これを最後に飲んだのはいつだろう。と思いながらグラスについで水で薄め,氷を入れて飲みました。

う~ん,なかなかいい味です。焼酎のきつい香りがまろやかになり,梅の酸味と甘さがほどよいバランスです。炭酸水で割ればもっとおいしいかも。久々に梅酒を味わいました。

梅酒を味わいながら平成11年て一体何年前で,自分は何をしていたんだろうと思いました。平成11年自体がピンとこないので西暦早見表を見ると1999年。昔,子どもの頃,ノストラダムスの大予言で,「1999年には空から大魔王が降りてきて地球が滅びる。」なんて騒がれました。地球は滅びませんでした。(当然ですが)

自分自身の1999年はどんな年だったかというと,仕事はまさに脂ののった時期。中堅としてがんばっていた時期です。この年は,いつもの現場を離れて研究職に1年間派遣され,今までにない出会いや経験をする機会を得たすばらしい1年でした。給料を得ながら勉強をさせてもらっている,そんなもったいないくらいの年でした。8月のお盆休みも毎日出勤し,9月にお盆休みの代わりを取るという世間とはズレた休暇の取り方も経験しました。今でいう分散休暇ですね。

この1999年で忘れられないことが一つ。コンピュータの2000年問題です。2000年に変わるとき,コンピュータが2000年と認識しなくて,いろいろなインフラがストップするかもしれないということでした。銀行の通帳もコピーしておいた方がいい,コンピュー制御の水道や電気が元旦と同時に止まるかもしれないから,飲料水を用意しておいた方がいいなど,いろいろなニュースが流れました。職場でも師走の頃にはどうする?何か準備する?という会話がよくされていました。結局何もしなかったのですが,生活に何の支障もありませんでした。きっと関係機関ではコンピュータの2000年対策を必死にやっていたのでしょうね。私がのんきに梅酒を作っている間に。世の中には知らないところでがんばっている人がおられて,そのおかげで普通の暮らしができているということをかみしめています。