このたびのKDDIの通信障害，社会に与えた影響は多大なものだったようです。特に命にかかわる救急搬送や事故の通報など，本当に困った方がいらっしゃったのではないでしょうか。これほどまでに私たちの社会システムは通信環境のうえに成り立っているのだと感じました。幸い，私もauのスマホユーザーながら全く影響はなく，音声通話もデータ通信も普段通りできました。
ふと思ったのは東京ディズニーリゾートのこと。数年前からパークにはスマホがないと不便な状況になっています。私が初めてパークに行った頃は，ガラ携の時代だったので，乗りたいアトラクションはじっと並ぶ，または発券機まで行って紙のファストパスをゲットする。レストランの予約は電話する，つながるまで何度も試みる。それが当たり前でした。
スマホのシステムが導入された頃は，アトラクションの待ち時間が表示されたので，次はどのアトラクションがすいているかが一目で分かり，パーク内での予定を立てるのに便利でした。ファストパスもスマホで取ることも発券機で紙で取るのも併用されていました。
ソアリンがオープンした頃の話です。どうしてもソアリンに乗りたくて，開園と同時にゲートに入りました。すぐにディズニーアプリを起動しましたが，GPSがオンになっているにもかかわらず，パークにいる状態を認識されない。スマホのアプリより，発券機まで行った方が確実と思って，ソアリンまで急いで行きました。発券機の前はほとんど人が並んでいなかったのでファストパスを取れました。人気のアトラクションだと発券機の前に１時間待ちなんてことも以前はあったのですが，きっとスマホで取る人が多くて発券機の前が空いていたのでしょう。
現在はファストパスのシステムが変わったので，スマホでエントリーする方法のみです。もし通信障害になったらどうなるのでしょう。下手するとパスポートも表示できなくて，パーク内には入れないことも起こるかもしれません。
やはり紙とスマホの併用であれば安心です。飛行機に乗るときもスマホでチケット表示すれば簡単ですが，私はスマホに絶対的な信用をしていないので，プリントアウトしたチケットをいつももっています。
