森の小人のブログ

体重を落としたい。長年の夢をやっとかなえました。次は健康と人生の楽しみの両方をめざして暮らしていきます。

【資格を取りたい その4】 緊急入院

リポートを書き出したところで緊急入院

テキストを読み,リポートを書き出したときに,急に異変が!!

夜中に腹痛と嘔吐でのたうちまわり,早朝に病院へ。痛みが途切れるときに職場に仕事の段取りをラインで連絡しつつ,痛みと嘔吐が繰り返し襲ってくる。とりあえず腹痛と嘔吐を抑える点滴をして,症状が落ち着いてからいろいろな検査を受けました。

診断は軽い腸閉塞。このまま入院して絶食と点滴となりました。はじめの3日間は白血球の高い数値がなかなか下がらず,嘔吐は治まったものの腹痛は続いていたのでとにかく絶食と点滴です。何もかも日常生活からは遠ざけられてしまいました。

 

食事療法に切り替え

白血球も落ち着き,辛い症状もなくなったので,絶食から少しずつ食事を元に戻すことになりました。最初はおもゆですが,これほんとうに苦手でした。なかなか受け付けません。むしろ一緒に出されたリンゴジュースで命をつないでいた感じです。いったん絶食をすると体力が一気に落ちます。洗面・歯磨きなどの立って行うことがふらづくのです。病室から検査室・診察室へ移動するときは,全て車椅子でした。食べるということがいかに人間のエネルギーになっているか,実感しました。

 

何もすることがない

症状が落ち着き,食事も徐々に戻っているものの退院許可が出ません。きちんと食事を戻してから退院という方向だからです。病室で何をしててもいいのですが,することがありません。テレビもすぐ飽きました。スマホは病室はWifi環境がなかったので,長時間にならないように気を付けて,お菓子作りの動画を見ていました。

 

そうだ!シェイクスピアヘミングウェイを読もう

だんだん通信教育のリポートが気になり始めました。でも,分厚いテキストを読む体力はないので,夫に頼んで文庫本のヘミングウェイとジュニア向けのシェイクスピア集を持ってきてもらいました。ヘミングウェイシェイクスピアは,英語文学の履修課題にもなっていたからです。

シェイクスピアは元々戯曲の形式で書かれているのですが,先にジュニア向けのシェイクスピア集を読むことで,話の概観がつかめ,退院した後のリポート作成に役立ちました。戯曲で最初から読み通すのは私には難しかったです。

リア王 (シェイクスピア名作コレクション)

リア王 (シェイクスピア名作コレクション)

ヘミングウェイの文庫本を読んでいるとき,ちょうど病室に回診にいらしたドクターが,昔ヘミングウェイの住んでいた家の見学に行ったことがあるそうで,そのときの話をいろいろ聞かせてくれました。次の回診では有名な直木賞作家にたまたま東京のレストランで遭遇し,一緒に写真を撮ってもらった話もしてくださいました。単調な入院生活の中で思い出に残るエピソードです。

 

 

11日間入院をし,無事退院しました。職場へはすぐ復帰しましたが,昼食がまだ十分食べれなかったので,1週間は午前中のみの勤務,帰宅後,食べれそうなもので昼食を済ませ,午後は家でリポートを書くということをしながら体を慣らしていきました。