緊張の確定申告。家でできそうか悩んだあげく，初めてのことだし，マイナポータルとeーTaxの連携とかよく分からないので，会場に行くことにしました。 前日までにラインアプリで会場予約を取り，少し早めに申告会場に着きました。結構人が並んでいます。
本日は寒の戻りでとても寒かったのですが，入り口のところで高齢のご夫婦が係の人と話しているのが聞こえました。どうやら会場に来さえすれば確定申告ができると思っていたらしく，入場するためには予約が必要なことをこの場で初めて知ったようでした。「並んで待てば入れますか？」と尋ねておられましたが，予約枠がいっぱいのようで，前日までの予約がないとだめなようでした。ラインアプリで友達追加をして予約をするなんて思いも付かなかったのでしょう。確定申告会場の場所や日時はポスターや上り旗なので見かけますが，予約のしかたまでは周知されていないのではないでしょうか。寒い中，会場まで来られたご高齢の夫婦がとても気の毒でした。
私は入り口でラインアプリの「申し込み完了」の画面を見せると，そこで予約券を受取り，会場に入りました。時間が来るまでドアの前で待ち，時間が来たら中には入れました。
広い会場にブースがたくさんあり，選挙の投票所みたいな感じです。指定されたブースに行くと，かわいらしい大学生みたいな若い女性スタッフがやり方をとても丁寧に教えてくださいました。1対1ではなく，1人で何人かを受け持っているようで，私のそばを離れたときは，別のこれまた若い大学生みたいな男性スタッフが「どうですか？」と声を掛けてくださり，操作の続きを教えてくださいました。税務署の怖いお役人に当たらなければいいがと内心緊張していましたが，スタッフジャンパーを着た若い大学生風の方が丁寧に教えてくださり，安心して申告をすることができました。結構入力することが多くて気がつけば1時間ぐらい過ぎていました。さいごに「今日は教えてくださったからできたけれど，来年から家で1人でできるでしょうか？」と言うと，「今まで見てきた方より断然早いから大丈夫ですよ。」と言ってくださいました。確かにまわりは高齢の方が多いので時間はかかっているようです。しかもスマホ画面と小さい数字で目がしょぼしょぼします。なかなか大変な作業でした。
一安心して家でだらだらしているとラインに国税局からのアンケートが届いていました。今日の確定申告についてのアンケートでした。アンケート自体は簡単なのですが，さいごに「来年からは家でやってください。」というようなことがやんわりと書かれていました。とにかく会場でなく家から申告をというのはよく伝わってきます。会場予約を取る画面でも「電話でも相談できます」「チャットもあります」「それでも会場に来ますか？」というメッセージがバシバシ伝わってきました。これから確定申告のシステムはもっと便利で簡単になるのでしょう。でも，今日見かけた高齢のご夫婦のようにとにかく会場に来たら何とかなるという，わらにもすがる思いで来られた方もいると思うので，「スマホやパソコンで楽にできますよ。でもお困りなら会場でお手伝いしますから遠慮なくどうぞ。」みたいな心配りを伝えていただきたいと思いました。
今日手伝ってくださったスタッフの方はとてもやさしくて本当に感謝です。還付金もあるのでうれしいです。
