私の住む地方都市（一応，県庁所在地）は，新幹線だと東京まで３時間ちょっと、飛行機だと１時間です。二つの選択肢があるのはとてもありがたいです。私の住まいは新幹線の駅まで車で１０分，空港は郊外の山にあるので車で２０分です。どちらもそれなりに便利ですが、やはり新幹線の方をよく使います。でも，飛行機に乗ることは小さい頃の遠足のようにわくわくします。
最近コロナ以降ずっと運行状態が続いていた北海道への定期便が復活するというニュースが出ました。以前は東京，沖縄，北海道と国内便は３つあったのですが運休状態が続き，東京便は復活しましたが、後の便がなかなか復活せず，やっと３つ揃うことになりました。（ちなみに外国便はまだ運休状態です。）
自宅のベランダに出ると晴れた日にはよく飛行機の機影が見えます。夜も家の中で飛行機の音がはるか遠くに聞こえます。決して騒音というレベルのものではなく，雨風の音と同じ感覚です。
コロナ以前はよく空港までドライブに行き，ついでに空港ビルに入って買い物をしたり送迎デッキでぼうっと飛行機の離発着を見たりしていました。コロナ以降は不特定多数の人の動きがある空港や駅には，用がない限り近寄らないようにしています。
自宅にいてもコロナ以降は飛行機の音が減ったのは感じていましたが、最近聞こえる音が増えてきた気がします。世の中が少しずつ動き出しているのでしょう。感染対策と日々の活動のバランスを取りながら少しずつですね。
私が時々みているサイトに「フライトレーダー２４」というのがあります。飛行機の音が聞こえると，このサイトを開きます。すると，自宅付近の地図が出て、その上空にいる飛行機が一目で分かります。飛行機をタップすると，「どこからどこへ飛んでいるのか」「離発着時刻」「機種」など様々なことが分かります。ちかくの空港に離発着する飛行機は高度を下げているので音がよく聞こえます。音が遙か彼方だと上空を通過しているだけの飛行機だと分かります。深夜に聞こえる場合は外国便が通過している音ということもあります。
天気によって飛行機は高度が変化しますから，フライトレーダーで確認できる飛行機の音が全て聞こえるわけではありません。でも，この時間に上空を飛んでいる飛行機の存在は，コロナ禍で移動が自由にできにくい現在，想像力の翼だけは自由に羽ばたかせることができるのです。
