朝の新聞を読んでいると,肥満傾向の人は歯周病になリやすいというメカニズムを解明したという記事がありました。この発表は4月にされたものですが,今朝の新聞では一般読者向けに易しく解説したもののようです。
(4月の発表)
岡山大学学術研究院医歯薬学域予防歯科学分野の丸山貴之助教、森田学教授らの研究グループは、ラットを用いた動物実験において、肥満ラットに特徴的な血液中のmicroRNAと歯周組織中のmRNAとの関連性について検討し、肥満と歯周病の関連性についてのメカニズムを解明しました。この研究成果は、令和4年3月2日、学術雑誌「Journal of Periodontal Research」に掲載されました。
歯を失う主な原因である歯周病を予防するためには、歯科医院での歯周病治療が重要ですが、全身の健康にも目を向け、肥満の予防に心がけることも大切であると考えられます。
(「肥満と歯周病の関連性について,動物実験で解明」岡山大学 2022年4月22日)
新聞記事によると,この研究に携わった先生は臨床の現場でも,肥満の患者さんは歯周病が多いというのを元々感じておられたとか。
今朝,歯科の予約を入れていたので,何だか他人事のような気がしません。私は数年前まで立派な肥満でしたから。現在,歯茎の状態はよいと歯科医師から言われています。でも,若いときに治療した歯のかぶせ物のところの歯茎が下がってきたためすきまが空き,そこからむし歯になるという悪循環で治療に通っています。数年前までの約10数年間は肥満時代でしたから,そのときに歯茎が一気に下がったのかも。
徹底的に治療を進める先生の方針の下,とにかく通院を続けるしかありません。歯の健康は全身の健康に直結しますから。
今,私が使っているのは手磨きブラシでなく電動歯ブラシです。電動歯ブラシは歯と歯茎の境目の部分に当てることでマッサージ効果があり,少しでも歯周病の予防になればいいなと思って使っています。私が使っているのはBRAUNの製品です。用途によって替えブラシがあり,細かいところまで磨きたいときのブラシと茶渋やコーヒーで歯が着色したときのホワイトニング用の替えブラシを併用しています。
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