退職して早,3ヶ月。はじめのうちは有り余る時間を持て余していましたが,今は在職中にできなかった家の大掃除や片付け,庭の手入れにあっという間に夕方がやってきます。
在職中は早朝に出勤し,夜遅く帰宅する毎日だったので,衣食住のうちの「食」さえ何とか回ればよしという日常だったのですが,昼間明るいうちに家にいると,以前見てなかったもの(見なくてよかったもの)が,いろいろ目に入ってきます。
その代表が野良猫のうんち。
プランターの土の上,グランドカバー植物のリュウノヒゲの上,花壇の脇など,いろいろなところで見かけます。働いているときは,明るい時間に庭を見ることがなかったので見過ごしていたのですね。外見が悪いだけでなく,においもひどい。本当に困ったものです。
野良猫が4匹,我が家を含めて近所を我が物顔にいつも徘徊しています。じつはとなりの家の高齢の一人暮らしの住人が野良猫に餌付けをしているのです。午後の決まった時間に丁寧にもネコ1ひきずつにえさの容器まで用意し,えさをやっているのです。決まった餌場があるとこの町内を離れるわけがありません。ネコは餌場では排泄しないそうで,そうなると近所の他の場所をトイレにしてしまうようです。この高齢の一人暮らしの住人が餌付けをやめてほしいのですが,孤独に耐えられないのかも。一度はそれとなく注意をした人もいるようですが,聞く耳を持たずということで,こうなると我が家の庭をトイレにしないために自衛するしかないと腹をくくりました。
ネットでネコよけ対策を検索するとたくさんの情報があります。自治体のホームページにも結構詳しく載っています。
いろいろ調べて私なりにまとめたことは・・・
・ネコにとって我が家の庭を居心地のいい場所だと思わせない。
・いくつかの方法を組み合わせたり変化を付けたりしながら,我が家の庭を居心地がよくない場所だと学習させる。
いくつかの効果的だと言われる中で,超音波でネコを追い払うというのがありました。ホームセンターに行くと簡単に手に入ります。私はこれにとても興味があったのですが,夫に猛反対されました。「人に害はない」と言っても例えば風力発電の近くで体調を崩す人もいるから,超音波で健康を損なう可能性も否定できない。強くこう言い張るのでこれは断念しました。夫の場合,超音波で追い払う装置をセットしただけで頭痛などが起こるかもしれませんから。
で,現実的に今私がやっている方法です。
・忌避剤をまく。
→木酢液の香りのビーズを地面にまきました。ネコは平然とその上を歩いていました。
・余っている大量の割りばしの先を鉛筆削りでとがらせて,かだんや柔らかい土に刺しておく。
→今のところ,割り箸周辺には被害はありません。
→ネットをかぶせた次の日からうんちは見当たりません。ネコは足の裏の肉球にネットが絡むのをとてもいやがるそうです。
・トゲトゲシートを置く。
→ホームセンターで買ったトゲトゲシートはロール状で地面に置くと,くるりと巻き戻ってしまいます。そこで両端を固定するためにれんがを買い足しました。このシートを庭に全部敷き詰めることは不可能だし,人間が歩けなくなります。なので,ピンポイントでの使用です。
・ネコが嫌う植物を植える。
→ネコが嫌う植物はいろいろあることが分かりました。私は赤い花のゼラニウムを植えたかったのですが,この時期には苗がありませんでした。で,ローズマリーをプランターに植えました。これは肉料理にも使えるいい香りがします。ペパーミントも嫌うそうですが,以前ペパーミントを地面に直植えして大失敗しました。ペパーミントは爆殖して,まわりの草花を駆逐してしまいました。ペパーミントを植えるとしたら鉢かプランターがいいと思います。
・地面に木酢液をまく
→この効果は分かりません。土壌改良としてはいいそうです。木酢液の匂いはなかなかきついですね。
ネコは愛護動物ということで,追い払うために傷つけると動物虐待になるとか。石をぶつけたらアウトですが,水を掛けるのは大丈夫なようです。ネコはぬれることをいやがるので,ここは居心地がわるいと学習してもらえばいいのです。センサーで感知してネコが通ると水鉄砲のように水を発射する装置もありますが、これは人も感知するので来客に水がかかる可能性もあり,使うつもりはありません。
春の発情期になると,マーキングでさらに排泄被害が増えそうなので,何とか我が家はネコにとって居心地が悪い場所と学習してもらわなければなりません。