「魂のピアニスト」と言われたフジ子ヘミングさんのラ・カンパネラ。とてもやさしい演奏で,超絶技巧の曲ということを忘れます。どんなところも歌っていて,一音一音に色を付けていくと言われていたことを思い出します。
リストの曲はやはり超絶技巧の難曲ということが頭にあって,大学時代に「ハンガリー狂詩曲」をレッスンでやりましたが,もうおなかいっぱいという感じで,「もういいや」と遠ざかっていました。
最近になって(といっても10年くらい前から),「献呈」や「リゴレットパラフレーズ」などの歌心たっぷりの曲に目覚め,好んで練習しています。
しかし,「ラ・カンパネラ」はなかなか敷居が高かったです。でも最近一般の方がよく弾いておられますよね。で,やはり一度は弾いてみたいと譜読みを開始しました。
とにかく跳躍で音をはずしやすいので,ターゲットの鍵盤をしっかり見て弾くと言うことが大切だと思います。音型や音の進行は一定のルールというかパターンがあるので,慣れるといけそうです。
「ラ・カンパネラ」を生で初めて聞いたのは中村紘子さんのリサイタルのアンコールでの演奏でした。超絶技巧ということを忘れるくらい,優雅で歌心のある演奏でした。
フジ子ヘミング,中村紘子,どちらも人を引きつける音楽で,今でも私の脳裏に生で聞いたときの演奏の感動が残っています。