初めて月島へもんじゃ焼きを食べに行ったときのことです。名前は忘れましたが,結構繁盛している店に入りました。注文をするとき,よくメニューを見ても分からないので,適当に同じものを二つ注文しました。二人連れだったので,「私はこれ。」「じゃあ私も同じので。」こんな感じです。たまたま注文を取りに来ていたのが,どうやらお店のご主人らしく,「お客さんたち,もんじゃ焼き初めてでしょ?」と言われました。「注文の仕方で分かるんだよ。同じものを二つ注文するのは,もんじゃ焼きを知らない人。違うものを注文して,それぞれの味を楽しむもんだよ。」
なるほど。気を取り直し,もう一度注文しました。もちろん2種類。
しばらくして,もんじゃ焼きの具を持ってきた先ほどのご主人,「初めてだから焼きましょうか?」「お願いします!」私たちは即答です。
そこで,もんじゃ焼きの焼き方セミナーみたいな感じになりました。
キャベツを炒めるときのこての使い方。汁を入れかた。味付け用にソースを入れるタイミング。もちろん土手の作り方。
気がつくと,周りのテーブルからもお客さんが集まって,一緒に見ていました。周りの方も観光客でもんじゃ焼きは初めてのようでした。焼き上がると,見物の一人が「よかったわね。焼いてもらって。」とにっこりとしながら言われました。なんかもんじゃ焼きライブショーに参加しているみたいな一体感がありました。
月島のもんじゃ焼きは本当においしい!東京に行くたびに時間を調整して,月島に通いました。もう自分でしっかり焼けますよ。私の好きな具材の組み合わせは「もち・明太子・チーズ」です。飲み物はジンジャーエール。月島では普段の節制は忘れます。
家でももんじゃ焼きを食べるためにホットプレートも買いました。月島で食べたのと同じ味のブルドッグソースもんじゃ焼きのセットをホットプレートでは使います。月島の味が再現されていて、重宝です。「もち・明太子・チーズ」以外の組み合わせでは,「ささみ,梅干し」「ベビースター」などが好みです。おやつのベビースターは意外とよく合いますよ。あと,キムチなどもいいですね。具材をいろいろ楽しめるのももんじゃ焼きの楽しみです。
